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五木の守子唄

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この花は思いで深い飛騨高山への旅の折に、息子が朝市で求めたもの。その時はドライフラワーになっていて、数年部屋に置いておいたものだけれど、種の部分を菜園にまいたら、翌年、美しく優しい薄紫の花をつけた。かなり大きくなるので、ほとんどを小さいうちに抜いてしまうのだけれど、毎年、今年はもう出ないかなと思うと、畑のどこかにしっかり芽を出している。ホオズキよりは小ぶりの実を結びかわいらしい。



「五木の子守唄」の間違いではない。

確かに彼女は「五木の守子唄」と言った。

そして「この詩の本当の解釈できる?」と言って話し始めた。

今から、40年近く前、方丈のとあるお部屋で数日間暮した着物姿の彼女は、九州長崎から来たという。

  

五木は熊本県の村の名だけれど・・・。

この地方はね、平家の落人たちが、、逃げ伸びて村落をつくっていた辺りとも重なる場所でね。

いずれ落人たちを監視する幕府の役人たちがやってきて地主となったの・・・。

そして、落人や土地を持たない貧しいものは勧進と呼ばれ、娘らを土地持ちのよか衆のところに口減らしのために出したのよ。

この歌はね、そんな守子たちの早く家に帰りたい心境とあきらめの気持ち、よか衆への憧憬と抵抗の気持ちが込められた唄なの・・・。

だから、子守唄ではないのよ・・。守子唄なの・・・・。と、情感あふれる声で歌ってくれた・・・。


おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先ゃおらんど 盆がはよ来りゃ はよもどる

おどま勧進かんじん あん人達ゃよか衆 よかしゃよか帯 よか着物

あすは山こえ どこまで行こか  鳴くは裏山 蝉ばかり

おどんが打死んだちゅて 誰が泣てくりゅきゃ 裏の松山 蝉ばかり

蝉じゃござんせぬ 妹でござる いもと泣くなよ 気にかかる

おどんが打死だば 道端ゃいけろ 通る人ごち 花あぎゅう

花はなんの花 つんつんつばき 水は天から もらい水



私は、物悲しいメロディーのこの子守唄が大好きだったけれど、それを聞いてから後、このことを思わずには歌えなくなってしまった。


彼女は、もうひとつ「ひとり寝の子守唄」なる歌も教えてくれた。

まだ、世に大きく知られていない前だったと思う。

音痴の私は、歌にはあまり興味がなく過ごしていたので、もちろん初めて聞く歌。

加藤登紀子さんの歌だと知ったのはずっと後のことだった。

歌うことなど禁じられている場所だったけれど、もともと、そんなことは関係ない私たちだったから、大きな声で歌っていた。

もちろんその数日後には、離れ離れにされてしまったけれど・・・。

今、キャンパスには、政治の影もなく、おしゃれな学生たちが通り過ぎてゆく。


あのころ、本気で日本の将来を、考えていた・・・。

そして、職をも失うことになったけれど、今の自分にどれほどの熱情が残っているのか、情けなく思う。



久々に、若者を年甲斐もなくはたいてしまった・・・。

胸を熱くする許せないものへ気持ち・・・・。

あのころの熱い思いが、腹の底に埋み火のように残っていたのを感じた。


あの彼女は今どうしているだろうか。

理論武装した強固な意志の持ち主で行動的な人・・・。会ってみたいなあ。



この間、新聞の告知にあったある写真展の主催者の中に、昔、とても大切に思っていた方の名を見つけた。

気になって仕方なかったけれど・・・。

厳しく自分を律する彼の方に、お目にかかれる私でもない。

でも、あの鉄の意志をもったような方も、今はお花の写真など撮っているのかと、少しほっとした。

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           感傷的になった自分の心とは縁遠いほど、元気に熟した菜園のトマト。もうたくさん食べたのに撮るのを忘れていた。もう、終わりの時期が近付いている。
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by akaigabera | 2009-07-31 00:01

オクラの花の思い出

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毎年、オクラの花が咲くと思い出すことがある。

小学校の4年生頃だったかな。

今は、新興の住宅地になっている広い畑一面に、美しいクリーム色のひらひらとした花が咲いた。

私は、父が花畑を作ったのかと思った。

聞けば、オクラという新しい野菜で、栄養豊かな実がなるとのこと。

そのころ、もう今から50年ほども前、作った野菜の多くは新宿の市場に出していたので、オクラも同じように出荷された。

しかし、最近ではおなじみの野菜となったオクラも、50年ほど前には受け入れられなかったらしい。

その翌年から、オクラの花は咲かなかったから、オクラ栽培からは撤退したのだと思う。

研究熱心な父は、その後も驚くようないろいろなことをやっていたが、失敗も数多くあったに違いない。

やさしく強い人だった。

父の最晩年、大きな心配と迷惑をかけてしまった私としては、こうしてさまざまなことを思い出しつつわびている。


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        小さなお花なのに夏らしさと涼やかさを届けてくれる。これにふいりのススキを添えて、部屋中に活けてみた。
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by akaigabera | 2009-07-29 10:24

お山の天気は・・・本当にわかりません。

孫と山登りにと思い、急きょ、茶臼岳に登ってきた。

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一日目は、登山などできそうにない状況。仕方なくアウトレットへ。

宿は、旅館もなくホテルもなく、ネット予約で初めてペンションとやらに宿泊。


結果オーライだった。こじんまりしていて、丁寧に作った料理はおいしく、家族的。

30歳そこそこの音楽好きの若いカップルがやっている。

なんと旦那様は熊谷、奥様は小川の産とか。また、お邪魔する気持ちになった。

翌日も雨、しかし、せっかく来たのだからと、濃霧と雨をおしてお山に。

5メートル先も見えない。ロープウェイだけのって帰ろうと決めていた。


ところが、わからないものだ。ロープウェイの途中から晴れだし、上はしっかり晴れ渡っている。

なんと、雲海の上にいるのだ。

というわけで、楽しい登山となった。

下界が見えないので、隔絶したすばらしい景色と急変していく周りの風景を堪能することができた。

元気な孫娘に、引っ張られるように歩いてしまった。帰りはロープウェイを使わずに、まわりの景色を楽しみつつ下山。

それにしても山の天気は・・・。

この前、北海道のお山での遭難、今回こちらは好転したけれど、悪いほうに急変ということもあるのが山の天気だ。

あなどらないで行動しようと心に思った。
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下山途中で信州で遇ったチョウにあった。そして涼しそうな花が・・・。
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by akaigabera | 2009-07-28 08:50

アオバズクにごあいさつ

友人が、お家を建て直し、茶室を設けたというので、一服いただいてきた。

夏に着物を着るのは数少ないが、やはり着るとシャキッとする。

途中、あまり混雑していたので、幹線を外れてみると、見渡す限り田んぼ田んぼ田んぼ。

農道を通って時間を短縮したけれど、少し遅刻。

素敵なたたずまいのお庭のある料理屋さんで、和食の昼食をいただく。

慌てて行ったので、カメラを車に忘れて、こじゃれた演出のお料理たちを撮ることはできなかった。

おいしいけれど、我が家の採りたての野菜たちにはかなわないなあ。

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     濃茶の主菓子は、朝顔のつぼみの煉りきり。おいしかった。これは、高崎から電車で、クーラーボックスに入れて持ってきてくれた寒天寄せ。本当に小さいものなのに金魚が涼しそうに泳いでいた。
  

友の旦那様は、白の小千谷でお出迎え下さった。

木の香の漂う新築の家。もう老後用にという気配りがそこここに。

私は、ただのいただくのみの人。茶の心得もないので、作法も皆様にお掬きしつつ。


友は、2年前、女性ばかりのライオンズクラブの会長を務めた。長く働いてきて現在は、悠々自適。

しかし、現役時代の毎日のように忙しく動き回っているらしい。お茶・陶芸・盆栽とみな普段の生活にしっかり活かされていた。

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             友が作った菓子用の器。大きな花瓶や、お釜用の炉も焼いていた。
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             床の間には旦那様の短歌を書家に書いていただいたという軸
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             お庭から移したお花


もちろん私はいくじなく、途中で足が痛くなってしまいくずさせていただいたが、皆様の所作の美しいこと。

おいしいものを味わうのや元気に動き回るのは得意だけれど、こうして決まりを守りながらすることはことごとくだめだなあ。

しかし、皆様の動きを見ていると、決まりは意外に合理的にできているようだ。



旦那さまを書斎に追いやり、しばしリビングでおしゃべり。また、9月の再会を約して解散。



近くの公園にアオバズクがいることをきいていたので、着替えさせていただき、アオバズクに遇ってきた。

もうすでに巣立ちは済んでいるとのこと。いないかもと行ってみると、4羽、木の高ーいところに留まったまま。

夕陽はさすし強い風が吹いているし・・・。ほんのわずかな時間、何枚か。
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by akaigabera | 2009-07-27 11:10

練習中です・・・雨の中のスズメ

露出を変えず、雨の日にも撮ってみました。今日は晴れているので、同じだとどうなるのかなあ。

この前のスズメさんは、トリミングのみ。それ以外の修正はしませんでした。

今回は、少し明るくしてみました。 車の中から手持ちです。やっぱりしっかり固定しないと・・・、近いのにピントが合いませんね。

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それと、このトンボは何でしょう。羽を広げたら15センチほどもあった感じでした。木曜日、自宅にて。オニヤンマでしょうか?
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胴体の黄色と黒のコントラストがきれいというより、ちょっと怖い感じでした。この幼虫はどんなんなんだろう。
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by akaigabera | 2009-07-26 08:07

カワウ・・・ヨシゴイの池で

ヨシゴイの池は調整池でしょうか。昔、この辺りは見渡す限りの田園地帯。

忽然と新興住宅地と大きなショッピングモールができていて、驚きました。

ヨシゴイに遇って後、池の周りを4分の1周ほどすると、いろいろな鳥さんに遇いました。

黄色のブイの上で、カワウが美しい羽を広げました。
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暑い日、みな気持ちよさそうに、くつろいでいました。
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by akaigabera | 2009-07-25 22:23

露出を-1.3で撮ってみました。

4416さんにご指摘いただいたので、4416さんが普通はこれという露出で撮ってみました。

確かに今までよりずっときれいな感じがします。
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by akaigabera | 2009-07-23 13:16

北の開拓地で・・・トンビ

新しいインターチェンジに向かって走っていると、お空にトンビの集団が・・・。

迷いもなく開墾地の草地に。

意外と近かったのに、手持ちでぶれぶれですが・・・。

大きな翼にびっくり。とっても用心深いんですよ。カメラを向けるとさっと逃げてしまいます。

いっぱい撮ったのに情けない・・・。見ましたというだけですが。

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大空を清涼な風を受けて悠々と大きな翼を広げて飛ぶ様には、思わず「翼をください」と言いたくなるほどでした。
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by akaigabera | 2009-07-23 06:51

涼風の吹くお山で遇ったのは・・・

モズさん、キチキチと静かに鳴いていました。
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高ーい木の天辺で囀っているのはアオジさん? 画像を見るまでなんだかわかりませんでした。
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湿原には、トンボが羽を休めていました。
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これはシジュウカラの子供でしょうか。慌てて撮りましたが・・・下手だなあ。
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きれいで可愛いですね。ポコポコと並んでいます。  シラビソでしょうか?
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コゲラ・ヒガラ・メジロさんにも遇いましたが、木々の間で、目視だけ・・・残念。
湿原には、シモツケソウやアヤメ?が・・・。ショウブ・アヤメ・カキツバタの区別がわかりません。
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by akaigabera | 2009-07-22 13:22

ヨシゴイに遇いました。

最近、3時間前行動を心がけています。

出かけても、渋滞にに巻き込まれることもなく、明るいうちに家にたどり着くことができます。

今日は、私の大好きなカラマツ林を歩いてきました。

もっとゆっくりしていてもよかったのですが、渋滞に巻き込まれない時間にと、早々と帰途に。

羽生まで来て、はたと考えこみました。

このまま高速に乗って行けばあそこも近いぞ、ということで行ってしまいました。

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何とかたどり着いてみると、そこは人工の大きな池。

最近の都市公園は、みなすばらしく造られているのですね。

暑い日差しの中にも、涼しい風が、水面を渡っていきます。

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カメラを抱えた人は一人しかいらっしゃいません。たぶんもういないんだなと思いましたが回ってみました。

お尋ねすると、朝5時から粘られていた方々も、先ほどみなさん帰えられましたとのこと。

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でも、本当に幸運でした。

5・6分待ったでしょうか。ハスの葉の上を歩いているではありませんか。

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1ステージだけで、ファッションモデルのようにハイヒールで優雅に登場し、下手に消えて、そのあと飛んで行ってしまいました。

強い日差しを浴びていて、うまく撮れませんでしたが、きれいな鳥さんでした。

思った以上に大きくはありませんでした。

でも、ハスの葉の上を歩けるなんて、本当に軽いんですね。

私も乗ってみたいけれど、アマゾンかどこかにあるオニバスじゃないとだめそうですね。
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by akaigabera | 2009-07-20 22:20